直張りフローリング特集(マンション用)
主にコンクリート下地に用いられ、マンションや公共施設で利用されることの多い直張りフローリング。
直張りフローリングを選ぶ際に重要な遮音等級の説明や、直張りフローリングのメーカーごとの特徴、メーカー別にシリーズラインナップ、グレードをご紹介いたします。
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遮音等級とは?
遮音等級は、床材が音をどれだけ遮断できるかを示す指標で、直張りフローリングを選ぶ際に重要な要素の一つです。直張りフローリングの遮音等級が高ければ下の階や隣の部屋への足音や物音の伝達が軽減されます。
マンションやアパートメントなどの共同住宅では、歩行音や家具の移動音が隣の住戸に響いてしまうことも。そこでマンションや集合住宅の床においては、一定の遮音性能が規定で定められているところもありますので、既定の遮音等級以上の直張りフローリングを選ぶ必要があります。
床の遮音等級「L値」
床の衝撃音に対する遮音性能を表す指標で、L等級ともいわれます。
床衝撃音の種類は2つ。
- 軽量床衝撃音(LL):椅子の移動、スプーンの落下した音など比較的軽い音
- 重量床衝撃音(LH):人が走り回ったり、飛び跳ねたりする重い響きの衝撃音
従来の推定L等級
以前は二重床や直張りフローリングなどの遮音性能を「推定L等級」という数値で表していました。試験結果から実際の施工した床での遮音性能を推定したもので、数字が小さいほど遮音性能が高い製品となります。 ただし、推定L等級は建物・空間の試験環境や試験方法にばらつきがあり、施工する床の環境や空間によっては実測との乖離が大きい場合もありました。また現場で遮音を実測して得られる「空間性能」の遮音等級も「LL-〇〇」と表記するため、「推定L等級=空間性能」と誤解されることも。
現在の表記方法ΔL(デルタエル)等級とは
そういった問題から、従来2008年4月から「ΔL(デルタエル)等級」が導入されました。
ΔL等級は試験環境や試験方法を厳格に定め、床材そのものの遮音性能を表しています。これによって試験結果と実測データとの乖離も改善し、空間性能との混同もなくなりました。
ΔL等級は数字が大きいほど遮音性能が高い商品となります。
本特集では各シリーズの遮音等級をΔL等級で表記しておりますので、選定の際にお役立てください。
大建工業
大建工業の直張りフローリングは、集合住宅用の床材には欠かせない遮音性能はもちろん、木目柄から石目柄まで多彩な意匠性も兼ね備えています。艶やかな表面仕上げによる天然木化粧の歩行時の沈み込み感に配慮した「オトユカフロア45II」や、愛犬の足腰にやさしい防音床材「ワンラブオトユカ45IV」など、遮音性・意匠性にこだわったラインナップを展開しています。
» 大建工業の【直張りフローリング】はこちらウッドワン
“素足に触れる”が床づくりの原点のウッドワン。無垢材に遮音材を貼り合わせ、マンションに必要な遮音性能を確保した「無垢ピノアーズ グランドフローリング」や、過酷な条件下の使用に耐える耐久性、歩行にも優しい安全性の高さにこだわり特殊コート処理を施し耐久性を高めた非住宅用床材など、使用シーンに応じてお選びいただける様々な性能の床材をラインナップしています。
» ウッドワンの【直張りフローリング】はこちらノダ
全ての床に低VOC対策、ホルムアルデヒド対策を施しているのが特徴です。健康面にも配慮し、床表面に抗菌処理をしています。
また、持続可能な森林管理とリサイクル素材の使用を推進しており、エコフレンドリーな製造プロセス、環境への配慮を大切にしていることもSDGs時代の商品として支持を受けています。
グレード
朝日ウッドテック
銘木業を起源に創業以来100年にわたり「銘木の素材の力を引き出すこと」を受け継いできた朝日ウッドテックは、資材調達からの一貫生産。
直張りフローリングは、混じり気のないピュアな天然木「無垢材」を厚さ2mmに鋸で挽いた「挽き板」に加工し、表面化粧材として使用した「無垢材挽き板化粧フロア」のシリーズなどを展開。